こんにちは!仔熊ペポです^^♪
昨日2022年5月14日、Twitterにて自身の発言に関する報道について捏造記事であると、強く表現で非難しました。今回はこの発言の発端となった記事の内容について確認していきたいと思います。
高市早苗氏の発言内容
高市政調会長の発言内容がごちらです。
大手メディアが明らかな捏造記事を掲載して、自民党内での私の信用を貶めていることに、強い怒りを覚えます。去る10日と11日の報道は酷いものです。
議員連盟からの申し入れを、政調会長の独断で参院選公約に反映させることはありません。個人的には賛同できる提言でしたが、財政政策を構築している党内の2機関に申し入れ、手続きを踏むよう、アドバイスを致しました。
一部大手メディアは、私の参院選後の更迭を望む方々への協力をしているのだと思います。虚しくても、政調会長として、手抜き仕事は出来ません。参院選勝利を目指し、職責を全うすべく、休みなく働き続けています。せめて、捏造記事の発信は止めて下さい。
https://twitter.com/takaichi_sanae
上記の通り、非常に強い口調で大手報道機関を非難されていることに、驚かれた方も多かったのではないでしょうか。ただ、具体的な報道機関は明示せず、5月10日・11日にリリースされた記事に、事実と異なる点があると言及しています。
対象の記事には何が書いてあるか?
発言の中で「議員連盟」という用語が出ており、5月10日・11日にリリースされた記事で言いますと、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」に関する記事と推測されます。5月10日付で時事通信社が、翌5月11日付で読売新聞社が当該議連に関する記事をリリースしています。具体的には以下をご覧ください。
自民党若手有志による「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は10日、基礎的財政収支(PB)の黒字化目標達成の期限を設けず、「積極的な財政運営を図ること」などを求める提言を高市早苗政調会長に提出した。議連関係者によると、高市氏は賛意を示したという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022051000925&g=pol
自民党の「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は10日、財政規律よりも積極的な財政出動を求める提言を高市政調会長に提出した。
提言では、財政再建の指標とされる基礎的財政収支(プライマリーバランス)について、「カレンダーベースでの黒字化目標」の撤廃を要求。政府は2025年度黒字化を掲げているが、「経済を成長軌道に乗せることこそが、財政を健全化させる」として、緊縮より歳出拡大が必要だと訴えた。
成長分野への投資を増やすため、当初予算を大幅に拡充することや防衛予算について、国内総生産(GDP)比2%を視野に入れた迅速な増額も求めた
提言は、議連共同代表の中村裕之農林水産副大臣らが提出した。高市氏は「賛同する。参院選公約に反映させたい」と応じたという。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220511-OYT1T50000/
これらの記事で高市氏に関係する内容は、「プライマリーバランス黒字化の起源を撤廃する」 と言う内容に関して高市氏が賛同した、もしくは公約に盛り込むと言う趣旨の記載です。この点について政調会長である高市氏が党内手続きを無視して公約化することが自民党内で問題化し、対応に追われてしまいこのような発言につながったのではないかと考えられます。
仔熊ペポの考察
高市政調会長は積極財政派です。他方、岸田首相は緊縮財政派である宏池会に所属しており、スタンスに違いがあると言われています。上記の報道を受け、自民党内の緊縮財政派メンバーが騒ぎ始めて、高市氏に対して攻撃をしたのではないかと想像されます。そうなると、参議院選挙後の人事にて更迭という話にもつながりかねないと考えられます。
高市氏は党内手続きを踏んで対応する、独断で決めることはない、と強調しています。他方、記事の内容には賛意を示したとの記載があり、このような発言が事実であったかどうかが、ポイントになろうかと思います。「捏造」という強い表現で非難するからには、その場で賛意を示唆するような発言は全くなかったということになります。
事実関係を判断するには同席者の証言がキーとなりますが、仮に政調会長としてそのような発言はできず、事実に反するのであれば、時事通信・読売新聞は誰からの取材に基づいて、このような記事をリリースしたか、明らかにする必要があると思います。一方、オフレコであっても賛意を示唆する発言が一言でもあったのであれば「捏造」とは言えず、行き過ぎた非難であるとも思えます。
報道機関は取材源の秘匿を名目に、誰からの取材であるか解答することはないかと思いますが、そうであっても取材に基づいて記事を作成しているとの反論はできるかもしれません。しかし、現時点でそういった反論がないということは、全く関係ない人物への取材に基づいているのか、そもそも取材すらしていないのかもしれません。高市氏は地頭の良い人物だと思えますので、ある程度自信を持った上での発信だとは推測されますが、こういう問題は結局うやむやになってしまうのではないかと思います。しかし、全く虚偽の情報をマスコミに吹き込んだ自民党関係者がいたとしたら、今後同じような手口は使いにくくなるかもしれません。
さて、政権与党の舞台裏では我々の伺い知れないところで、ドロドロとした権力闘争が行われていることが示唆されます。仔熊ペポはインフレ目標を設定した上での積極的な財政出動には賛成の立場ですので、高市政調会長を応援したいと思っていますが、自民党内で何の建設性のない権力闘争にエネルギーが費やされているようで、残念に思えました。
次回の選挙、そういった自民党に投票するのが本当に日本のためになるかに関しては、かなり憂慮せざるを得ないですね。政策的には最近は国民民主党も良いことを言っていますが、実際に投票すべきかどうかはかなり悩ましいところですね・・・
いかがでしたでしょうか?本件、皆さまはどのように感じられましたでしょうか。良ければご意見をお聞かせください!それでは本日も良い1日をお過ごしください^^♪
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